『突然のキス – 恋愛で読み解く日本文学』(ちくま文庫)


著者: 植島啓司
株式会社筑摩書房(ちくま文庫 う-35-1
2012年3月10日 第一刷発行

目次

1 『神隠し』藤沢周平
2 『誰も知らぬ』太宰治
3 『事件』大岡昇平
4 『ねむり姫』澁澤龍彦
5 『三匹の蟹』大庭みな子
6 『眠れる美女』川端康成
7 『暗室』吉行淳之介
8 『姑獲鳥の夏』京極夏彦
9 『喜寿童女』石川淳
10『水の女』中上健次
11『センセイの鞄』川上弘美
12『外科室』泉鏡花
13『音楽』三島由紀夫
14『鍵』谷崎潤一郎
15『陰獣』江戸川乱歩
16『メランコリア』村上龍
17『上海』横光利一
18『金魚撩乱』岡本かの子
19『予言』久生十蘭
20『蛇にピアス』金原ひとみ
21『テロリストのパラソル』藤原伊織
補遺『藪の中』芥川龍之介
あとがき

解説 斎藤綾子

本書は『IN★POCKET』(講談社)二〇〇九年一月号から二〇一〇年八月号まで連載されたものを中心に再構成し、加筆訂正した。

カバー挿画: 水口理恵子

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参考文献(各章[注]より)

  • 藤沢周平『神隠し』新潮文庫、1983年(初出『別冊小説新潮』春季号、1976年)。
  • 出原隆俊「『誰も知らぬ』詩論― 太宰の鴎外受容の一端―」、『太宰治研究』6、和泉書院、1999年。
  • 津島美知子「思ひ出の断片」、筑摩書房版『太宰治全集』別巻、1966年。
  • 大岡昇平『事件』新潮社、1977年。
  • 柳田國男「口承文藝史考」『定本柳田國男集』第六巻、筑摩書房、1963年。
  • 関井光男「『ねむり姫』の物語のナラトロジー」『國文學』1987年7月号、學燈社。
  • 大野晋「『もの』という言葉」池田彌三郎編『講座考古学』中央公論社、1975年。
  • 澁澤龍彦『ねむり姫』河出文庫。1998年。
  • 松山俊太郎「ねむり姫」〔成立の経緯〕『澁澤龍彦全集』第十九巻(解題)、河出書房新社、1994年。
  • 浜本隆志『ねむり姫の謎講談社現代新書、1999年。
  • 大庭みな子『三匹の蟹・青い落葉』講談社文庫、1972年。
  • 三島由紀夫編『文芸読本 川端康成』河出書房新社、1962年。
  • 三島由紀夫『眠れる美女』新潮文庫版解説、1967年。
  • 今村潤子『川端康成研究』審美社、1988年。
  • 長谷川泉『川端文学の味わい方』明治書院、1973年
  • 長谷川泉『川端文学への視点』明治書院、1971年。
  • 木幡瑞枝『川端康成 作品論』勁草書房、1992年。
  • 中村光夫『《論考》川端康成』筑摩書房、1978年。
  • 野島秀勝『「日本回帰」のドン・キホーテたち』冬樹社、1971年。
  • 三島由紀夫編『文芸読本 川端康成』河出書房新社、1962年。
  • 大塚英子『「暗室」のなかの吉行淳之介』日本文芸社、2004年。
  • 中島和夫「『暗室』に灯りがともるとき」『群像 日本の作家 21 吉行淳之介』小学館、1991年所収。
  • 吉行淳之介『暗室』講談社文庫、1973年。
  • 古井由吉「《暗室》へ」『吉行淳之介全集』別巻三、講談社、1985年所収。
  • 特集・京極夏彦「作家生活15年を語る」『IN★POCKET』2009年6月号。
  • 玄侑宗久『多生の縁』文春文庫、2007年。
  • 京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社文庫、1998年。
  • 京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社ノベルズ、1994年。
  • 石川淳『処女懐胎』新潮文庫、1950年。
  • 菅野昭正編『石川淳短篇小説選』、ちくま文庫、2007年。
  • 野原一夫「第一次『石川淳全集』月報8、筑摩書房、1989年。
  • 石川淳『普賢・佳人』講談社文庫、1995年。
  • 澁澤龍彦編『幻妖 日本文学における美と情念の流れ』解説、現代思潮社、1972年。
  • 金井美恵子『添寝の悪夢 午睡の夢』中央公論社、1976年。
  • 佐々木基一「作家と作品」『日本文学全集 69 石川淳』、集英社、1973年。
  • 折口信夫「水の女」『折口信夫全集』第二巻、折口博士記念古代研究所編、中央公論社、1965年。
  • 中上健次『水の女』集英社文庫、1982年。
  • 中上健次『水の女』作品社、1979年。
  • 『中上健次全集』第二巻、集英社、1995年。
  • 高澤秀次『中上健次事典』(恒文社21、2002年)
  • 吉本ばなな『FRUITS BASKET 対談集』、福武文庫、1993年。
  • 川上弘美『センセイの鞄』文春文庫、2004年。
  • 川上弘美『センセイの鞄』平凡社、2001年。
  • 川上弘美『センセイの鞄』新潮文庫、2007年。
  • 原善編『現代女性作家読本(1) 川上弘美』鼎書房、2005年。
  • 穂村弘『穂村弘対談集 どうして書くの?』筑摩書房、2009年。
  • 後藤繁雄『彼女たちは小説を書く』メタローグ、2001年。
  • 小谷野敦『リアリズムの擁護 近現代文学論集』新曜社、2008年。
  • 笠原伸夫「鏡花的美の方法」『日本文学研究資料叢書・泉鏡花』有精堂出版、1980年。
  • 三島由紀夫・澁澤龍彦「泉鏡花の魅力」『新文芸読本・泉鏡花』河出書房新社、1991年。
  • 四方田犬彦「鏡花、新派、日本映画」坪内祐三・四方田犬彦編『明治の文学』第8巻 和泉鏡花、筑摩書房、2001年。
  • 三島由紀夫『音楽』新潮文庫、1970年。
  • R・D・レイン『家族の政治学』阪本良男・笠原嘉訳、みすず書房、1979年。
  • 『新文芸読本・三島由紀夫』河出書房新社、1990年。
  • 澁澤龍彦『音楽』新潮文庫(解説)、1970年。
  • M・レリス『幻のアフリカ』岡谷公二他訳、河出書房新社、1995年。
  • 谷崎潤一郎『鍵・瘋癲老人日記』新潮文庫、1968年。
  • 伊藤整「『鍵』について」、三島由紀夫「谷崎潤一郎頌」『鑑賞 日本現代文学』第8巻 谷崎潤一郎、角川書店、1982年。
  • 大江健三郎「谷崎潤一郎とエロティシズムの実験小説」『群像 日本の作家』8 谷崎潤一郎、小学館、1991年。
  • 河野多惠子『谷崎文学の愉しみ』中央公論社、1993年。
  • 清水良典『虚構の天体 谷崎潤一郎』講談社、1996年。
  • ザッヘル・マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』種村季弘訳、河出文庫、1983年。
  • 植島啓司『分裂病者のダンスパーティ』リブロポート、1985年。
  • 中島河太郎「乱歩文学の鳥瞰」『江戸川乱歩― 評論と研究』講談社、1980年。
  • 新保博久・山前譲編『乱歩』上・下、講談社、1994年。
  • 『新文芸読本・江戸川乱歩』河出書房新社、1992年。
  • セバスチアン・ジャプリゾ『シンデレラの罠』望月芳郎訳、創元推理文庫、1964年。
  • 日下三蔵編『江戸川乱歩全短篇』2、ちくま文庫(解説)、1998年。
  • 村上龍「メランコリア」『村上龍自選小説集』6 快楽と倦怠と死の独白、集英社、2000年。
  • 村上龍・浅田彰「映画とモダニズム」『群像』1996年4月号。
  • 横光利一『上海』岩波文庫、1956年・2008年改版。
  • 宮沢昭男『時間のかかる読書― 横光利一「機械」を巡る素晴らしきぐずぐず』河出書房新社、2009年。
  • 菅野昭正『横光利一』福武書店、1991年。
  • 横光利一「表現派の役者」『定本横光利一全集』2、河出書房新社、1981年。
  • 和田博文他『言語都市・上海 1840- 1945』藤原書店、1999年。
  • 前田愛「SHANGHAI 1925『上海』」『都市空間のなかの文学』筑摩書房、1982年。
  • 榎本泰子『上海』中公新書、2009年。
  • 岡本かの子「金魚繚乱」ちくま日本文学37『岡本かの子』筑摩書房、2009年。
  • 石川淳「岡本かの子」熊坂敦子編『岡本かの子の世界』冬樹社、1976年。
  • 丸谷才一(解説)日本の文学46『宇野千代、岡本かの子』中央公論社、1969年。
  • 熊坂敦子「岡本かの子研究史」熊坂敦子編『岡本かの子の世界』冬樹社、1976年。
  • 澁澤龍彦『偏愛的作家論』白水社、1987年。
  • 瀬戸内晴美『かの子繚乱』講談社文庫、1971年。
  • 恒松安夫「若き日の一平とかの子」『文藝春秋』三月号、1955年。
  • 川崎賢子編『久生十蘭短篇選』岩波文庫、2009年。
  • 澁澤龍彦「スタイリスト・十蘭」『偏愛的作家論』新編ビブリオテカ澁澤龍彦(全十巻)、白水社、1987年。
  • 江口雄輔「久生十蘭主要作品巡覧」『ユリイカ』特集久生十蘭、1989年6月号。
  • 金原ひとみ『蛇にピアス』集英社文庫、2006年。
  • 村上龍『限りなく透明に近いブルー』講談社文庫、1978年。
  • 山田詠美『ベッドタイムアイズ』河出文庫、1987年。
  • 植島啓司『競馬の快楽』講談社現代新書、1994年。
  • 吉行淳之介『夢を見る技術』潮出版社、1982年。
  • 藤原利一「風の魚」『野生時代』、角川書店、1978年12月号所収。
  • 藤原伊織『テロリストのパラソル』講談社文庫、1998年。
  • 五木寛之「直木賞選評」『オール讀物』文芸春秋、1996年3月号所収。
  • 藤原伊織『ダックスフントのワープ』集英社文庫、1990年。
  • 芥川龍之介『地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇』岩波文庫、1956年。
  • 吉田精一『芥川龍之介』三省堂、1942年。
  • 駒沢喜美「芥川龍之介『藪の中』」『芥川龍之介全集』別巻、角川書店、1969年。
  • 中村光夫「『藪の中』から」『すばる』1970年。
  • 福田 恆存「『藪の中』について」『文學界』1970年。
  • 大岡昇平「芥川龍之介を弁護する― 事実と小説の間―」『中央公論』1970年。
  • 浅井清「藪の中」『国文学』1972年。
  • 高田瑞穂「『藪の中』論」『芥川龍之介論考』有精堂、1976年。
  • 海老井英次『芥川龍之介論攷― 自己覚醒から解体へ』櫻楓社、1988年。
  • 大里恭三郎『芥川龍之介― 『藪の中』を解く』審美社、1990年。
  • 佐々木雅發「『藪の中』捜査」①②③④『芥川龍之介文学空間』翰林書房、2003年。
  • 上野正彦『「藪の中」の死体』新潮社、2005年。
  • 高宮檀『芥川龍之介の愛した女性』彩流社、2006年。