【和歌山・三重】「誰も知らない熊野へ。聖地・熊野の表と裏をめぐる旅」w/ 石川直樹氏

2013年3月23日(土)~3月25日(月) 2泊3日

cultra(culture+travel) #001
石川直樹×植島啓司
誰も知らない熊野へ。聖地・熊野の表と裏をめぐる旅

⇒ cultra #001 Tour Report 2泊3日、旅の記録。
⇒ report 動画  Cultra Kumano_#001 (YouTube)

カルトラの第一弾は、世界遺産に登録され、日本有数の聖地として知られる熊野への旅。中上健次や南方熊楠を通して惹かれる人も多いこの地を、『日本の聖地ベスト100』『聖地の想像力』などの著書で知られる宗教学者・植島啓司さんと、七大陸の最高峰登頂を世界最年少で達成するなど、熊野をはじめ、世界各地を旅して多数の写真集、著作を発表してきた写真家、石川直樹さんと共にめぐります。

「聖地には神の臨在を感じさせる場所と、神に対して祈りを捧げる場所の二通りがある」

と植島さんは言います。熊野本宮大社や熊野速玉大社に代表される<表>の熊野と、巨岩信仰や修験道の場として知られる<裏>の熊野。今回の旅では、そんな表と裏の熊野を植島さん自身によるガイドで回ります。

そして、植島さんと親交があり、人類学・民俗学などの領域への関心から世界を旅してきた石川さん。最近は、国東半島など日本各地に残る「異人(まれびと)」と呼ばれる異形の神を追いかけている彼は、旅を続ける彼自身が常に別の場所からやってきた異人であり、「人間の生活は異なる他者といかに関わるかという選択の繰り返し」であると言います。今回の旅では、そんな彼による撮影のポイントのレクチャーや、参加者が撮影した写真の講評会などのワークショップも開催予定です。カメラを手に、巨大な石や樹木といった悠久の自然のなかを歩き、語り合う。写真ファンはもちろん、熊野をより深く体験するきっかけとなるでしょう。

「石は子宮の比喩であり、万物の始まりを象徴しているのである」

植島さんは、聖地とは移動の記憶であり、熊野をかたちづくる核心部分が一般に言われるような「死者の魂の集まるところ」ではなく、むしろその正反対の「万物を生み出す力」にあると言います。まさに、3.11を経て時代の大きな変わり目を実感する今こそ、熊野は訪れるにふさわしい場所なのではないか。

「日本のバリ」「東京からもっとも遠い場所」とも言われる熊野。その熊野を50年以上に渡って調査してきた植島さんと石川さんとめぐる、誰も知らない熊野。これを機会に一緒に旅に出かけてみませんか?

 

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宿泊先: 川湯温泉 冨士屋、里創人 熊野倶楽部

募集人数: 25名(最少催行人員20名) 
添乗員: 1名同行
名古屋から ¥138,000(1名)   東京から ¥158,000(1名)

※往復の交通費(東京から参加の方)、途中の移動費、昼食費、宿泊費(夕朝食込)、植島啓司さんによるガイド費、石川直樹さんによる写真ワークショップ代など含みます。

[ cultra( http://www.cultra.jp/tour/001/ )より引用 ]


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