2026年夏休み

2026年7月31日

いよいよ夏休みに入ろうとしているけれど、ぼくには別に夏休みなんかない。
これまでもなかった。いつでも休めるようにしていたので。そもそも大学教授というものはそういうものだとずっと思っていた。

このところ、ぼくの周辺では大きな話題となっている映画『シラート』(7月1日)とカンヌで最優秀女優賞を獲得した『急に具合が悪くなる』(7月13日)を見てきたけれど、どちらも深く考えさせられる映画だった。特に『急に具合が悪くなる』は、介護施設で理想の介護のあり方を求めるマリー=ルーと、独創的な演劇を展開する真理との交流の物語なのだが、映画を見ながら「介護」と「演劇」がこれほど近いものだと改めて考えさせられた。いやそもそも演劇とは人にとって根源的な表現行為かもしれないと思わずにはいられなかった。

特にぼくはマリー=ルーを演じたヴィルジニー・エフィラの大ファンであり、前作で異端の修道女を演じた映画『ベネデッタ』を秋の朝日カルチャーの講座で扱う予定にしていたので、まさにぴったりの作品だった。彼女がスクリーンに出ているだけで大満足だった。

また、わが盟友の(というか京都造形芸術大学で同僚だった)ジュエリーの小島先生とまゆりさんの「Glystic(グリスティック)」の作品展を見て、大きな刺激を得たのだった。会場が久々の原宿だったので、歩きまわったり、食事したりで、さすがに大混雑もあってかなり疲弊したのだが。

そういえば、法事やらなにやらあるので関西方面に行くことが多いのだが、8月29日からは写真家の徳井聡司氏の『現代に生きる女神たち』(ネパールのクマリ)展が大阪であり、初日に少し話をすることになっているので、大阪八尾まで出かける予定にしている。なかなか忙しいことだけど、以前のように月に20本もテレビや雑誌の仕事が入っていたころに比べたら、楽しいことばかりしていればいいので気持ちはかなりリラックスだ。みなさんと一緒に花火でも見ながら大好きなスイカでも食べたい気分です。

keiji ueshima


植島啓司の講演(8/29)と写真展(8/29 - 9/5)の詳細はこちら

画像2枚目で被っているものは、植島先生所蔵の「誰でもクマリ」(金谷耕児:作)です。
8/29八尾に持参しますので、お越しいただくかたは試着できるかも?

staff

  誰でもクマリ!

 

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