20081127-日経ビジネスONLINE-「偶然のチカラ」を味方につける
2008年11月27日(木)
「偶然のチカラ」を味方につける
ストレス対処への新たな視点、宗教人類学-- 植島啓司氏(後編)
尹 雄大
自分の力でできることは限られている。だからなるべく選択しないで「いい加減」に生きるほうがいい。そう植島啓司さんは提唱する。 「いい加減」と聞くと無責任に思えるが、そうではない。自分の意志ではどうにもならない運命や偶然に添って生きることを意味する。つまり、与えられた条件の中で精いっぱい生きるということだ。それは「偶然のチカラ」を信じることでもある。 後編では、植島さんの長年のカジノ遍歴を通じ、賭け事という偶然か必然か判然としないルールが支配する中で、何が勝敗を分けるのかうかがった。賭け事と人生は意外に近しい。
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