『熊野 神と仏』原書房

著者:植島啓司・ 九鬼家隆・ 田中利典
口絵写真:鈴木理策
装丁:川島進(スタジオギブ)
株式会社原書房
2009年9月30日 第1刷

目次

熊野考 植島啓司(宗教人類学者) ★
一 神仏習合
二 山岳信仰
三 いほぬし[庵主]
四 大仏開眼会
五 イザナミ
六 神仏分離令
[注]

あまたの神と仏 田中利典(金峯山寺執行長)
一 世界遺産「大峯奥駈」という道
二 修験とは
三 神道と仏教のつながり
四 あまたの神と仏

熊野という原点 九鬼家隆(熊野本宮大社宮司)
一 大斎原と自然崇拝
二 熊野で祀る神々[三山の神と仏]
三 補陀落渡海 八咫烏
四 世界遺産

鼎談 植島啓司 九鬼家隆 田中利典 ★
聖地をつなぐ道
神と仏はどう違うか
あとがき

本鼎談は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」をテーマに、二〇〇七年七月二一日と、二〇〇八年七月一二日に開催した、三重県と朝日カルチャーセンター共催の内容を加筆修正したものです。

参考文献(「熊野考」[注]より)

  • サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』鈴木主税訳、集英社、1998年。
  • クリフォード・ギアツ『二つのイスラム社会』林武訳岩波新書、1973年。
  • 石原道博編訳『魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝』岩波文庫、1951年。
  • 時枝務『修験道の考古学的研究』雄山閣、2005年。
  • 寺西貞弘『古代熊野の史的研究』塙書房、2004年。
  • 久保田展弘「修験道の誕生と日本宗教」別冊太陽『山の宗教』、2000年。
  • 「中世末の役小角・継歴伝承他」別冊太陽『山の宗教』、2000年。
  • 五来重『山の宗教=修験道』淡交社、1970年。
  • 「本宮本社末社図」熊野本宮大社蔵、江戸時代、和歌山県立博物館「熊野本宮大社と熊野古道」展カタログ所収、2007年。
  • 上田正昭「伊勢に集う神々の素顔」『芸術新潮』1993年11月号。
  • 田中利典「修験道に学ぶ」第七回日本野外教育学会大会 基調講演、『野外教育研究』8-1:1-12、2004年。
熊野 神と仏

熊野 神と仏

植島啓司 九鬼家隆 田中利典
2,200円(04/06 19:21時点)
Amazonの情報を掲載しています