著者: ウィルソン・ブライアン・キイ
訳者: 植島啓司
造本者: 鈴木一誌(協力: 蒲谷孝夫)
株式会社リブロポート
1989年4月20日 第一版
目次
感謝をこめて W・B・キイ
マ・マ・メディア:序文 リチャード・D・ザキア
マ・マ・メディア
理論について
リサーチについて
テクニックについて
信憑性について
プロローグ
1 広告における無意識の操作
サブリミナル・トラップ(潜在意識の罠)
ジャンセンはあなたを求める?
感じることは信じること
いまだ未発見の脳
サブリミナルと無意識
政治におけるSEX
サブリミナル・トリッガー
SEXもまたクランチーだ
記憶固着
適応レベル価値システム
2 ゲイ・プレイボーイのペントハウス
誰もそれをしていない
増加する災難
ノーマル・ノイローゼ
仮面とウィグの背後には
役割の一貫性
シルバー・クイーン
潜在的なホモセクシュアル
プレイボーイはプレイガールと出会う
キンゼイは知っていた
男性のファンタジーは女性のファンタジーと異なる
ホモセクシュアルの合理化
なぜ女性はもっと男性のようになれないの?
そして― 長期にわたる条件づけの結果?
3 ファッション・マッサージ
計画された流行おくれ
明快なセルフ・イメージは生き生きしちる
インとアウト
マンハッタンのジャングルの中で
意識的な合理化
アーケタイプとしての色
現実VS. 夢
バラはバラはバラは・・・・・
秘密の保持者たち
ボディ・ランゲージ/ 応用篇
最高の仕事
4 乳房文化の子どもたち
生涯を通じて大事なこと
強固な伝統的タブー
ロリータはメディアの中に生きている
完全に統合されてしまっている文化
メディアによるホールド・アップ
バストの修正
クレストのコマーシャル
5 アメリカン・クリーン
「清潔」の強要
アメリカ人の規則正しさ
アナル・シンドローム
ソフトがベスト
妨げられた性
流れるメディア
ワセリンで清潔に
スペルマ化粧品
サブリミナル・ペット
6 無色透明な匂い
匂いはビッグ・ビジネス
「自然」に身を委ねて?
データとしての香り
匂いの感覚
人間の匂いの起源
匂いに対する感受性
文化は異なる香りを持つ
清潔教育
必需品としての防臭剤
神の最大の失敗
無臭― それは本物?
幼児期の匂いに対する条件づけ
否定的なセルフ・イメージ
7 エクソシスト・マッサージ・パーラー
初期効果
ペーツル効果
メディアの精神病理学
知覚職閾の操作
象徴的効果
理性の拒絶
天国と地獄の間で
悪魔の追求
聴覚的原型
悪の象徴
催眠的誘導
騒々しい沈黙
フィクションよりも奇なるもの
8 サブリミナル・ロック
サブリミナル・フック
市場の分割と占有
ポールの早すぎた死
セックスの代用品としての音楽
『トミー』の目に見えない販売戦術
ロマンティックなファンタジー
抑圧のメカニズム
ストーリーを語るのは誰か?
ママの別名
ボビーズとビートルズ
思春期の満たされぬ願い
若者のための音楽
『ヘイ・ジュード』の大ヒット
永久に不滅であれ
価値体系の変換
幸福にかける橋
フィーリング・メッセージ
やすらぎを求めて
そして最後には注射の針が
都会の孤独
9 耽溺行為の文化的規定
耽溺は商売のターゲット
アルコールに対するペイ・オフ
ティーンエイジ・ドリンカー
中毒患者は特殊な人間ではない
消費耽溺
耽溺者はコストが低い
サブリミナル・メッセージ
ほどよい飲酒習慣という神話
飽和的なライフ・スタイル
ビーフィーターからのメリー・クリスマス
自己破壊シンドローム
ジョニー・ウォーカーはどこかに向かって歩いているのか?
10 フィルター・チップ・メディシン・ショー
タバコを吸って忘却へ
ブランド変更
新たな参入者たち
その特別な時間
氷上の勝利
右手が示す左手用のグローブ
われわれ自身のメディシン・ショー
だれが科学を売るか
高価な代償
サブリミナルな倫理
理想的な消費者
11 ニュースも商売
自由の声
ニュースにおける知識防御
信頼度の高い新聞
プラントの価値
誰が、何を、読むのか― そして、何故?
偏見の強化
広告の中のサブリミナル・ニュース
それはあなたの読者を知るために支払われる
情報のマーケッティング
本当のソニーとシェール
自分自身のファンタジーを見つけよ
そして、最後に・・・・・
印刷物に見られる心理的傾向
『タイム』の保存
1000語に値する?
良い奴、悪い奴?
12 殺人でさえ面白い
文化は偶然ではない
メディアに依存する社会
死におけるビッグ・マネー
法律が事態を収拾しうるか
消費のための教育
詐欺師とその犠牲者たち
終わりに
エピローグ
付録・ジャーナリズム憲章
訳者あとがき
参考文献